前回、譜読み力の大切さについてのお話をしましたが、
今回はその譜読み力をつけるために実際どんなレッスンをしているのか、いくつかご紹介していこうと思います♫
ピアノを習い始めの生徒さんにはまず、「楽譜を見ながら弾く」ことに慣れてもらうため
太鼓などの楽器を叩きながらのリズム練習を行います。

これをしながら同時に、音符の種類や長さなどを覚えていきます。

慣れてくるとこんなに色んな種類の音符が出てくる楽譜なんかも・・・
小学生からはドリルも使用して、譜読みをするために必要な知識をつけていきます。
それから、練習曲のレッスンをするときに「先生のお手本を弾かない」というのも
譜読み力を育てるためのこだわりです。
以前、“楽譜を読めるようになりたい”と教室を移って来てくれた小学生の女の子のレッスンをしているとき、その子が正直に
「今まではずっと先生の手を見て真似して同じところを弾いてた(笑)」
と教えてくれました。
そう、耳がいい子や目で覚えられる子は
楽譜としてではなく手の形として覚えて弾けてしまうのです。
でもそれを続けてしまうとお手本が無いと弾けない、自力で楽譜を読むのが「面倒くさい」
「先生の手を見て覚えた方が早い」という感覚になってしまうのです。
なので、譜読みをしている段階では隣で先生のお手本は弾かずに
自ら考えて弾く力を育てます。
そして音符カルタも楽しみながら譜読み力UPできるアイテムの1つ。

低学年の生徒さんはこれを机に広げて、
先生の言った音を見つけて取る!
カルタ感覚で楽しみながらドレミを覚えます。
中学年からはフラッシュカードとして
使用します。
出てきた音符の音をどんどん答えていきます。
夏休みは、3年生からを対象にタイムアタック大会をしました~
そのブログもいつかアップしますのでお楽しみに。

このカード、へ音記号や
和音バージョンもあるんです。

それから、初めてみる楽譜を
どれだけミスなく正しく弾けるかの「初見チャレンジ」
あくまでチャレンジとして楽しくやるものなので、
みんな「今日はどれくらいできるかな~」と
楽しみながらやってくれています。
このように色々なレッスンで、楽しみながら譜読み力を育てていきます。
少しでも教室やレッスンの様子が伝われば嬉しいです。
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